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電子出版制作・流通協議会



2015/09/04 電流協 メールマガジン

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電流協 メールマガジン 第5号  2015/09/04

    委員会・部会・研究会の活動報告・議事要旨公開開始
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いつもお世話になっております。 電流協事務局です。

メールマガジン第5号をお送りいたします。


電流協の会員の皆様、これまでに電流協セミナー、イベント等に参加いただいた
皆様にお送りいたします。


配信が不要の方はお手数ですが下記のアドレスにて、ご連絡をお願い致します。
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★メールマガジンの解除、登録は下記よりお願いいたします。
 https://aebs.or.jp/mail_magazine.html
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 目 次
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【1】「公共図書館の電子図書館・電子書籍サービスのアンケート」実施報告

【2】委員会・部会・研究会の活動報告・議事要旨公開開始

【3】活動報告・今後の活動スケジュール

【4】電子出版ニュース



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【1】「公共図書館の電子図書館・電子書籍サービスのアンケート」実施報告
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流通委員会 電子図書館部会で継続実施している「公立図書館における電子
書籍サービス導入などについてのアンケート調査 」(今回は第三回)について、
分析作業を進めています。

アンケートの回答情報を取りまとめ、公立図書館における電子化への取り組み
に関する基礎資料とし、また様々な企業の電子図書館・図書室に関わる活動
内容や、学校図書館における電子化への取り組みなどについても取りまとめを
行い、併せて資料本とする予定です。

資料本の発売は11月上旬の予定。11月10~12日開催の「図書館総合展」(パシ
フィコ横浜)において、この資料本の紹介も含めた電流協主宰フォーラムの
実施も予定しております。


以下、メルマガ第3号に続き、分析結果のサマリーを掲載します。


○アンケート調査の概要(再掲)

(1)目的、アンケート内容

 全国の公立図書館(自治体設立運営図書館)における、電子図書館、
 電子書籍サービス、デジタル化資料、及び国立国会図書館提供資料の導入
 準備状況についての状況調査。
 主たるアンケート項目は下記の通りです。(全14点から抜粋)

  1.電子書籍サービスを実施しているか?
   実施しているとしたらどのようなサービスか?
  2.電子図書館サービスの導入予定を教えて下さい。
  3.国立国会図書館の「デジタル資料送信サービス」への対応状況を
   教えて下さい。
  4.電子図書館サービス・電子書籍サービスで導入、検討しているサービス
   は何か?
  5.電子書籍に期待している機能は何か?
    etc. 音声読み上げ機能、文字拡大機能 等


(2)アンケート回収率

 1,351館の図書館にアンケートを送付し791館からの回答を得、回収率は
 約60%となりました。



 図書館所在の自治体区分  送付数 回答数 回収率 前年回答数 増減
 (1)都道府県立図書館     47   44  約94%   42   + 2
 (2)政令市図書館       20   19   95%   15   + 4
 (3)特別区(東京都)図書館  23   13  約57%   12   + 1
 (4)市町村図書館      1,261   715  約57%   677   +38
    計         1,351   791  約60%   746   +45



○アンケート回答分析作業

(1)電子書籍サービスの実施について

 「電子書籍サービスを実施中」とご回答いただいた図書館54館
  (回答数の7%)(対前年~回答数+18館)

 【提供している電子書籍サービスの内容の種類】
  (1)電子書籍貸出サービス(外部業者提供の電子書籍サービス) 28館
  (2)貴図書館独自の電子書籍サービス・自館でデジタル化した
                       資料提供サービス 33館
  (3)その他                         11館


(2)電子図書館サービスの導入を、予定もしくは検討している図書館

 「導入を予定もしくは検討している」と回答している図書館は154館
  (回答数の約19%)

 【導入予定時期の内訳】
  (1)平成27年(2015年)中に導入予定    9館
  (2)平成28年(2016年)以降に導入予定   9館
  (3)平成29年(2017年)以降に導入予定   7館
  (4)平成30年(2018年)以降に導入予定   5館
  (5)平成31年(2019年)以降に導入予定  33館
  (6)無回答               728館


(3)国立国会図書館の「デジタル化資料送信サービス」に対する対応について

 2016年1月から開始された国立国会図書館の「デジタル化資料送信サービス」
 への対応は、以下のような回答をいただいています。

  (1)閲覧・複写サービスを開始している  123館(16.5%)
  (2)閲覧サービスのみ開始している    12館( 1.5%)
  (3)27年度中に申し込みをする予定    88館(11.1%)
  (4)28年度中に申し込みをする予定    81館(10.2%)
  (5)現在のところ、申し込む予定はない  420館(53.1%)

 開始から約一年半で、少しずつ伸びつつありますが、やはりまだ内容の理解が
 全体には届かず、どのように対応すべきか、といった課題が多いと考えられま
 す。


(4)電子図書館サービス・電子書籍サービスで導入・検討しているサービス
  について

  (1)自館デジタルアーカイブ            234館(29.6%)
  (2)自館電子書籍等サービス             76館( 9.6%)
  (3)電子書籍貸出サービス             134館(16.9%)
  (4)データベースサービス(外部事業者提供)    242館(30.6%)
  (5)国立国会図書館「デジタル化資料送信サービス」 260館(32.9%)
  (6)音楽配信サービス                66館( 8.4%)
  (7)DAISY図書サービス               203館(25.7%)
  (8)電子書店との検索機能(OPAC)リンクサービス   31館( 3.9%)
  (9)国立国会図書館サーチの外部提供インターフェイス利用検索サービス
                           35館( 4.4%)
  (10)その他                    52館( 6.6%)
  (11)無回答                    275館(34.8%)


(5)電子書籍で期待している機能

  (1)音声読み上げ機能          520件(65.7%)
  (2)文字拡大機能            560件(70.8%)
  (3)文字と地の色の反転機能       377件(47.7%)
  (4)マルチメディア機能(映像や音声などのリッチコンテンツ提供)
                      305件(38.6%)
  (5)資料データベースサービス      356件(45.0%)
  (6)電子書籍の紙出力による提供     131件(16.6%)
  (7)必要なコンテンツ発見の検索サービス 285件(36.0%)
  (8)その他                29件( 3.7%)
  (9)無回答                92件(11.6%)


(6)その他

 電子書籍サービスの実施が望まれる理由として以下のような自由記述がある。

  ・図書館が自宅から遠いので、電子化で自宅で読めるシステムを
  ・人気の本は借りられるまでに時間がかかってしまう
  ・実物を見る事ができない地元の貴重な古典資料などを、是非見てみたい




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【2】委員会・部会・研究会の活動報告・議事要旨公開開始
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電流協会員社様向けに電流協の各委員会・部会・研究会の活動報告・議事要旨
の公開を開始しました。

電流協の活動内容をご理解いただき、活動内容や活動方針に対する忌憚のない
ご意見を賜われれば幸いです。
また、各委員会・部会・研究会活動への参画もご検討いただきたく思います。

≪活動報告・議事要旨 閲覧方法≫
1.電流協ホームページ(www.aebs.or.jp)にアクセス
2.会員専用サイトにログイン
3.当該 議事要旨 クリック

会員専用サイトにログインするには 会員社様専用のID、パスワードが
必要です。
ID、パスワードは、会員社様の電流協窓口担当者様宛にお送りしております
のでご確認ください。ID、パスワードを電流協にお問い合わせをいただく
場合は、恐れ入りますが、以下のお問合せフォームにてお願いいたします。
 お問合せ:contact.html



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【3】活動報告・今後の活動スケジュール
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○活動報告

・08月05日(水) 13:30-15:00 電子図書館部会
 … 公共図書館からのアンケート回答内容等についての報告および意見交換
  を実施。今回は国立国会図書館(NDL)館員の方にもご参加いただき、全国の
  公共図書館からのデジタル化等の申し込みが増加している情報とか、電子化
  (端末ダウンロード等)によって高齢者の方なども図書館の本や資料が読み
  やすくなるのでは、との報告があった。引き続き、議論を継続し、資料本
  発刊のベースに繋げていく予定。

・08月20日(木) 16:00-17:00 第14回 広報普及委員会
 … 電流協が協力したDCAj「マンガ制作・流通技術ガイド」報告会の実施報告
  や、メールマガジンの発行状況、各委員会の主な動きなどを共有するととも
  に、今後開催する各種セミナーの検討やホームページの活性化に関する議論
  などを行った。

・08月25日(火) 13:30-14:30 テーマ別研究会 第3回 デジタル絵本研究会
 … デジタル絵本の制作手順のモデル化を今季目標としており、モデル化する
  フォーマットを選定するに当たり、供給サイドである出版社に対しアンケー
  トを実施してニーズを確認することとなった。
  今回はアンケート内容について検討を実施した。アンケートがフィックスし
  次第、出版社の業界団体等に協力を仰いでアンケートを実施する予定。

・08月26日(水) 14:00-15:00 技術委員会 第4回 オンデマンド制作流通部会
 … 新たな取り組みテーマとして、PODで一般的に製造可能な本の仕様をまとめ
  た資料の策定を行うこととなり、基本方針を検討。本資料は、出版社がPOD
  での製造を念頭に入れて出版物を設計する際に活用することを想定して、
  現状のオフセット印刷との相違点とそれに起因するPODの課題の摘出、及び
  その解決方法に言及するものとする予定。

・08月28日(金) 16:00-17:30 ビジネスモデル研究会
 … 今回も堀氏(元日経BP記者) から、様々な出版社・書店・作家・漫画家の
  連携によるコンテンツの電子化~販路拡大についての報告と意見交換。
  また辻本氏も同じく、引き続き複数の海外および国内での様々な企業~
  電子販売企業・書店・出版社の、電子出版における多くの活動(販売、連携、
  出展および提訴など)の内容報告と意見交換を実施した。
  今後も引き続き継続実施し、国内企業の活動の多様化を促進する。

・08月31日(月) 13:30-14:40 流通委員会 流通規格部会
            +技術委員会 電子出版流通配信部会 第2回 合同部会
 … シャープ(株)様より「EBLIEVA(エブリーバ)ブラウザビューア」に
  ついて、その特徴や、機能概要、提供形態、活用例及び電子書籍以外への
  展開などに関してご紹介をいただいた。



○今後の活動スケジュール

・09月11日(金) 13:30-15:00 電子図書館部会

・09月16日(水) 14:00-15:30 オンデマンド制作流通部会

・09月18日(金) 16:00-17:30 広報普及委員会

・09月24日(木) 16:00-17:30 ビジネスモデル研究会

・09月25日(火) 13:30-15:00 デジタル絵本研究会



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【4】電子出版ニュース
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・08月31日 集英社 「少年ジャンプ+」開始1年で約400万DL【文化通信】
・08月31日 オンライン小説 主婦が執筆のヒット作も エブリスタ【文化通信】
・08月30日 電子書籍配信 東芝が撤退へ 来月末【日経】
・08月27日 電子書籍で大和ハウス系など 賃貸住宅 読み放題【日経産業】
・08月24日 講談社 デジタルガレージ 合弁会社を通じ 北米展開開始
     【文化通信】
・08月20日 インプレスR&D 販路拡大でPOD取次業を本格化【新文化】
・08月13日 雑協「女性誌ToMeキャンペーン」 電子版ためし読みなど特典も
     【新文化】
・08月13日 講談社 北米コンテンツ事業本格化 デジタルコミック拡大へ
     【新文化】
・08月13日 講談社 セガと共同で無料マンガアプリ配信【新文化】
・08月13日 国別1人当たり電子書籍購入額 日本が1位 86.5ドル【新文化】
・08月10日 入稿仕様策定の確認項目を公開 電流協【新聞之新聞】
・08月10日 NHNPlayArt 新レーベルで出版事業に参入 双葉社に販売委託
     【文化通信】
・08月07日 スマホゲームのNHNプレイアート 双葉社と提携、出版参入【日経】
・08月07日 講談社、5倍の2000点 漫画海外配信【日経】
・08月06日 Jコミックテラス 電子漫画サービス「マンガ図書館Z」開始
     【新文化】
・08月03日 出版社6社 「プラス電書フェア」開始 ジュンク堂池袋本店で
     【文化通信】
・08月03日 出版科研 雑誌販売額が書籍を下回る 電子が紙を補完する時代に
     【文化通信】
・08月03日 オーディオブック元年? アマゾン系、日本で「聴き放題」
     【日経産業】
・08月03日 JPO・文化通信社 ドイツ視察報告会開催【文化通信】
・08月03日 CCC BookLive Airbook対象誌が110誌を突破【文化通信】
・08月03日 2014年のコミック市場 紙+電子では4.3%増に【文化通信】
・08月03日 「たびのたね」全国を網羅 JTBパブリッシング【文化通信】




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★ご意見など
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情報共有すべきテーマ等をご教示いただけると幸いです。
 ご意見は電流協の運営に大変有意義なものとなります。皆様のご協力を
よろしくお願い致します。
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☆ご意見などはお手数ですが下記よりお願い致します。
 https://aebs.or.jp/questionnaire.html
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 発行:一般社団法人 電子出版制作・流通協議会
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