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電子出版制作・流通協議会



令和5年度 電子出版制作・流通協議会 活動計画

令和5年度の電子出版を取り巻く環境としては、Withコロナによる社会生活の変化やウクライナ情勢をめぐる政治的、経済的な環境の変化、Web3.0などのインターネット技術の進展のみならず、読書バリアフリー法の推進や依然拡大している海賊版被害への対策、GIGAスクール構想に代表される教育DXの進捗等、当協議会が対応すべき課題は益々増加してきている。
このような環境変化に対応すべく、第14期においては業界団体として今まで以上に行政や他の業界団体との連携を行いながらスピード感を持って対応していくと共に、様々な課題に対応できるよう体制の見直しを図っていく。

【技術委員会】
 デジタル印刷・オンデマンド制作流通部会

【流通委員会】
 流通規格・流通配信部会
 電子図書館・コンテンツ教育利用部会

【広報普及委員会】

【電子出版アクセシビリティ研究委員会】
 電子出版アクセシビリティ制作ワーキンググループ
 電子出版アクセシビリティ流通ワーキンググループ

【電流協アワード選考委員会】

【テーマ別研究会】
 電子出版ビジネスモデル研究会
 海外デジタルコミック流通研究会

※なお各委員会、部会、研究会の開催日は、「活動スケジュール」でご確認ください。

活動計画詳細

【技術委員会】
<デジタル印刷・オンデマンド制作流通部会>(月例開催)
・紙の出版市場が全体に減少がつづいている状況において、出版業界としては電子と紙の出版を併せた「ハイブリッド出版」を活用した収益の拡大が求められている。その中で鍵となるのが出版の市場ニーズに対応したコンテンツと、作業フローのデジタル化対応と新たなビジネスモデルの構築と推進である。
・デジタル印刷出版の業界全体での推進を図るため、各出版団体とも連携しつつ、課題の整理とコストや手間の削減を目指した活動を通して、デジタル印刷出版の認知・利用促進・価値を高めるための方策の検討を行う。さらに会員間の交流や、会員の事業拡大及び出版業界全体の活性化を目指すとともに、上記ハンドブックの紹介や関連セミナーの実施等を通じて、新規入会に結び付けるように活動する。


【流通委員会】
<流通規格・流通配信部会>(月例開催)
・電子出版流通の継続的な発展に必要な共通書誌やジャンルコード等に関する関係団体の動向を共有し、制作・流通過程における対応や課題について整理する。
・生活者の消費スタイルがモノ(所有)からコト(体験)へと変化する中で、電子出版を含む出版物の形や流通のあり方が大きく変化していく中、新たなサービスや技術進化が次々と生まれている。そうしたトレンドを捉えて、制作・流通業界が対応していくためのヒントとなるような最新動向について外部講師も招きながら有益な情報提供を行っていく。

<電子図書館・コンテンツ教育利用部会>(月例開催)
・公共図書館を中心とする自治体や学校での電子書籍利用の促進を図るための方策を検討するため、「電子図書館・電子書籍サービス調査」アンケートを行うとともに、「電子図書館・電子書籍サービス調査報告」の監修を行う。さらに、行政等に働き掛けを実施することで有益な電子書籍の利活用の情報を得るとともに、情報発信を行っていく。
・公共図書館・学校での電子書籍利用については、自治体や学校における本格的な電子図書館サービス普及・定着に向けて、有効な電子図書館の利用や運用の方法、新規に電子図書館を導入する際のノウハウの提供などを行う。
・現在国策として「デジタル化社会の実現」が推進されており、教育分野では「GIGAスクール構想」が推進されている。当部会では、これまでの「公共図書館」の電子図書館導入及び、「学校図書館」における電子図書館導入・電子書籍の教育利用にとどまらず、デジタル化社会におけるデジタル出版物や資料・紙資料等の有効な利活用を検討するため、参考事例や利活用事例の収集とともに、他の業界や行政・議連等との連携を図ることを検討し活動する。


【広報普及委員会】(月例開催)
・電子出版市場活性化のための普及・啓蒙活動を強化すると共に、当協議会のプレゼンス向上につながるような活動を推進する。
・広報的な視点から、従来から実施している会員向けセミナーやオープンセミナーに関して新たな集客や参加しやすいセミナー開催方法について検討を行うと共に、電流協アワードの実施を通して電子書籍市場の拡大に寄与していく。


【電子出版アクセシビリティ研究委員会】
-電子出版アクセシビリティ制作ワーキンググループ-(随時開催)
・読書バリアフリー基本計画に謳われている「アクセシブルな電子書籍等の普及」について、制作の立場から現状を調査して課題の抽出を行い、それを解決するために必要な要件を明らかにしていく。
・会員社をはじめとした電子書籍の制作に関わる幅広い事業者と連携を行いながら、実効性のある研究を実施していく。

-電子出版アクセシビリティ流通ワーキンググループ-(随時開催)
・読書バリアフリー基本計画に謳われている「アクセシブルな電子書籍等の普及」について、流通の立場から現状を調査して課題の抽出を行い、それを解決するために必要な要件を明らかにしていく。
・会員社をはじめとした電子書籍の流通に関わる幅広い事業者と連携を行いながら、実効性のある研究を実施していく。


【テーマ別研究会】
-電子出版ビジネスモデル研究会-(月例開催)
・国内外で発表される電子出版や出版を中心としたメディア関連、デジタルコンテンツに関する新技術・新サービスなどの動向についてニュースやリリース等の情報の共有を図る。
・電子出版業界・出版の動向について、全体を俯瞰し理解できるよう「電流協 電子出版・出版マップ」の制作を継続し、会員への情報理解や入会促進ツールとして活用する。
・デジタルコンテンツに関する著作権など制度的な動きについても考察し、情報の共有を図る。
・積極的なセミナーの開催や、他の委員会・部会との連携を図り、広く会員への情報発信を行っていく。

-海外デジタルコミック流通研究会-(月例開催)
・海外流通の現状について、国の調査や公開資料などをもとに調査を行うとともに、海外進出している出版社や電子出版流通事業者などにヒアリングやアンケートを実施することで明らかにしていく。