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『オンデマンド印刷における入稿仕様策定のための確認項目一覧』
出版物の電子と紙のハイブリット及びサイマル化の進展に伴い、伸長が予想されるオンデマンド印刷における『入稿仕様策定のための確認項目一覧』を公表
電子出版制作・流通協議会 技術委員会 オンデマンド制作流通部会は、製作会社が出版物のオンデマンド印刷における入稿仕様を策定する際に参考となる『オンデマンド印刷(出版物)における入稿仕様策定のための確認項目一覧』と、その項目の必要性や推奨設定などを説明した『その解説』を公開しました。
出版物のオンデマンド印刷は拡大を始めていますが、本格的な普及はこれからの状況です。このような状況のなか、出版社と製作会社間のデータや底本(データがない場合にスキャニングする本)のやり取りにおける共通認識の不足に起因した確認作業の発生が、スムーズな作業進行の妨げとなる場合が多く、普及の加速を阻んでいるひとつの要因となっています。そこでこの課題を解決すべく、現有の設備や仕組みを踏まえたうえで、各製作会社がオンデマンド印刷の入稿仕様書を策定するために最低限必要な確認項目をピックアップし、その項目確認の必要性と推奨環境についての解説書を作成いたしました。
今回は、①出版社から製作会社へデータ入稿されるケースと、②出版社から製作会社へ底本が入稿されるケース、を想定して確認項目をピックアップしております。
今回作成しました『確認項目一覧』及び『その解説』をたたき台として、各製作会社が入稿仕様書を作成することにより、出版社と製作会社のコミュニケーションの円滑化が図られ、出版物におけるオンデマンド印刷の普及が促進されることを期待しております。
『確認項目一覧』及び『その解説』は、下記URLよりダウンロードしてください。
オンデマンド印刷における入稿仕様策定のための確認項目解説ver.1.0
オンデマンド印刷における底本入稿仕様策定のための確認項目一覧 Ver.1.0
オンデマンド印刷におけるデータ入稿仕様策定のための確認項目一覧 Ver.1.0
[電子出版制作・流通協議会 技術委員会 オンデマンド制作流通部会]
大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、共同印刷株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、富士ゼロックス株式会社、株式会社光和コンピューター、株式会社インプレスR&Dなど、出版社、印刷会社、プリンターメーカーなどが集まり、プリントオンデマンドの総合的な制作・流通環境における技術動向、課題などの調査研究を実施しています。