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電子出版制作・流通協議会



海外電子書籍流通の手引書を公表

この度一般社団法人電子出版制作・流通協議会(以下、電流協) 海外デジタルコミック流通研究会は、海外電子書籍流通の手引となる『海外での電子書籍流通のA to Z』をホームページ上で公開しました。

昨年より同研究会は海外における電子書籍流通の促進を目的に、その妨げとなっている海外における海賊版の現状把握と対策の検討を行うとともに、海外での電子出版のタイトル増加を目指して活動してまいりました。その成果の第一弾として海外流通タイトル数の増加を促すツールとなる『海外での電子書籍流通のA to Z』を策定しました。

『海外での電子書籍流通のA to Z』公開の背景
マンガをはじめとした日本の出版文化は海外でも高い評価を受けており、様々な国で多くのファンを獲得しています。しかし海外で流通する日本の出版物はそれほど多くないのが現状です。
日本の出版タイトルの海外流通量が増えないことは海外での海賊版の横行にもつながり、ひいては日本の出版市場にも悪影響を及ぼすことにもなります。
そこで比較的参入障壁の低い電子書籍による海外流通の類型について整理し、簡単に理解できるような手引きを提供することで、海外流通未経験の出版社が取り組みを始めるきっかけを作りたいと考えて『海外での電子書籍流通のA to Z』を策定いたしました。

『海外での電子書籍流通のA to Z』の構成
1、海外で出版コンテンツを流通する際の類型
2、海外での電子書籍流通の類型とメリット・デメリット
3、ライセンス契約モデルのA to Z
4、ストア直取引モデルのA to Z
5、取次モデルのA to Z
6.まとめ

今後の展開
電流協海外デジタルコミック流通研究会では『海外での電子書籍流通のA to Z』を広く告知するため、業界団体への働き掛けや関連セミナー等を実施していきます